“恋愛こじらせ女子”のふみを演じた元乃木坂46メンバーの深川麻衣と、その初恋相手・たもつを演じた三代目J Soul Brothersメンバー・山下健二郎。映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2月17日土曜よりイオンシネマにて全国公開)で初共演した2人に話を聞いた。
深川「ふみの恋愛観は共感できるところと、自分とは全然違うところがあって。何に対しても考えすぎるところは似ているけど、何年もおつきあいした相手からのプロポーズの返事まで考えすぎることはないですかね」
山下「ぼくの演じたたもつは、離婚した奥さんのことを別れてもずっと好きで…。正直、まったく共感できなかった。一途すぎる!(笑い)」
深川「そうなんですね(笑い)」
山下「理想は“恋愛して彼氏・彼女を作ろう!”ではなくて、趣味の場とかで出会って、自分のことを知ってもらったうえで自然に恋愛に発展したらいいな」
深川「そうですね。普段生活している中で自然に出会えたら素敵!」
山下「ちなみに、初デートは映画がいいらしいんですよ。初デートは緊張するけど、映画なら2時間は話さなくて大丈夫でしょ? しかも映画のあとは、感想を話せるから」
深川「たしかに! 映画デートなら、ミステリー系がいいな。2人で感想を言いながら、盛り上がりたいです」
山下「見たあとで話が膨らみそうな映画がいいよね。ぼくはほっこり系のストーリーがいいけど」
深川「私たちの映画は、恋愛に一歩踏み出せない人の背中を押せる作品になったらうれしいですね」
山下「この作品を通して、いろいろな恋愛の形があるんだな…と自分自身、勉強になった。恋愛に対する自分の真実の気持ちを、見つけてもらえるんじゃないかな」
――お互いの好きなシーンは?
山下「朝、ふみがパン屋さんに出勤して、パンを一生懸命作っているシーン。ユニフォームも似合っていて、本当に働いていそうな感じがする」
深川「私はたもつがパジャマを着ているシーン。ふみと妹がその姿を見て笑っているんだけど、たもつはその理由がわからなくて。その時のたもつの姿が、かわいくて好きです」
――パンにまつわる思い出は?
深川「小学校の給食で食パンが出ると、みんなパンをくるくる巻いて食べていて。そうするとおいしいって言ってたけど、今考えると謎(笑い)」
山下「ぼくはパンにすごく助けられた思い出があるんですよ。上京した時、本当にお金がなくて。近所の100円ショップに売っていた、1袋で何本も入っているスティックパンばっかり食べてましたね」
撮影/来家祐介(aosora)
※女性セブン2018年2月15日号