タレント、女優、モデル──舞台を問わず、幅広い活動をしてきた辺見えみり(41)。再び活躍の場を広げつつある彼女は、かつて自らセクシーなショットを撮影した写真集を出したことがあった。それが、『EMIRI GRAPH』(1998年、集英社刊)と『JOURNAL(ジュナール)』(2002年、ワニブックス刊)だ。それらの写真を見ながら、本人が振り返った。
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自分ながら「はぁー、勢いあるなぁ」と思いますね(笑い)。21歳の若さで怖いもの知らずだった時期ですが、ちょっと笑えるくらいに自分の勢いがすごいですね。これは今ではできません。
自撮りの写真集を最初に出したのはちょうど20年前。あの頃は雑誌のグラビアによく出ていた時期でした。お仕事をこなすうちに自分でも何か面白いことができないかなと思いはじめていた時期です。
インスタントカメラで自分の部屋を撮ったり、自撮りしていたのを出版社の人が面白がってくれて、そこから『EMIRI GRAPH』が生まれました。自分発の企画でアイデアもたくさん盛り込んだとても思い入れのある写真集です。この写真集を境に、自分のレールは自分で敷いていこう、と意識するようになりました。4年後、再びセルフで撮影した写真集『JOURNAL』を出版しました。
もともと何かを考えるのはすごく好きでした。今はネットで多くのことができちゃう世の中ですが、今に比べたらあの頃は便利な時代ではありません。情報も多くない、テレビの画質もキレイじゃない、そんな時代だったからこそ、見る側も作る側も、想像力を働かせられた時代でもあったと思います。