あまり汚れてないし…と思いがちな冬物衣料。でも実際は、想像以上に汚れているのが現実! 読者による座談会でも、毛玉や静電気、部屋干し臭も気になる…と、冬物ならではの悩みが出てくる出てくる! スッキリ解決する、簡単お手入れ方法をライオンお洗濯マイスターの大貫和泉さん、洗濯アドバイザーの中村祐一さんに聞きました。
◆冬物衣料こそもっとマメに洗いたい
大貫(読者):最近は冬でも薄着ファッションが主流で、肌に密着する衣類も多く、結構汚れている場合が多いんですよ。
本田(読者):確かにホコリもつくし、室内では意外と汗もかくかも…。飲み会とかではタバコや食べ物のニオイがセーターに染み付いちゃうから、冬物もこまめに洗いたいという願望はありますよね。
小野田:私はアウター類はクリーニングに出しますが、あとは自宅で洗濯してます。
中里(読者):私も基本、自宅洗い。セーター類を入れる別カゴを用意して、そこに洗濯物をストック。溜まったらネットに入れておしゃれ着用洗剤を使って、洗濯機で洗います。干すときはセーターが伸びないように、ちゃんと平干ししてますよ。
本田:今は家で洗えるニットも多いですよね。こまめに洗えるのはうれしいです。
中里:実家の母が冬物衣料はすべてクリーニングに出す人で。幼心にもったいないなぁと思っていたんです。私は節約のためにも、セーターはもちろん、ダウンなど洗えるものはすべて自宅で洗うようにしています。
中村:僕も、月に1回はダウンジャケットを自宅で洗っていますよ。汚れが落ちると気持ちがいいですよね。
中里:ただ私、先日、ニット帽洗いに挑戦したら縮んじゃって。洗濯表示を見たら、自宅で洗えないってちゃんと書いてありました…(涙)。
中村:マフラーやニット帽なども、洗い方は基本的にはセーター類と同じです。ただ、衣料にはそれぞれ個性があって、タグには洗濯表示のほかにも衣料に関する情報がいろいろと書いてあるんです。洗う前にしっかり確認すれば、失敗が防げます。
小野田:ホント! これには、毛玉ができやすい素材ですってちゃんと書いてある!
本田:毛玉って本当にイヤ! ついてるだけでなんだかみすぼらしくなるし…。毛玉面積が小さいときは、小ばさみで取りますけど、面積が広いと毛玉取り器を使っても気が遠くなる感じで。ひどいのは捨てるしかないのかなって…。
小野田:私は毛玉ができにくい柔軟剤を使っているせいか、あまり毛玉ができないかも。
大貫:おしゃれ着用洗剤と柔軟剤を併用すると、毛玉だけでなく、静電気も防げます。花粉もつきにくくなりますよ。
中里:洗うことで、いろいろ防げることもあるんですね。
中村:冬物衣料は上手に洗えば、キレイに長持ちさせることができるから、節約にもつながりますよね。
本田:冬の間は部屋干しが多くて、ニオイも気になるけど…。専用洗剤とか使ったほうが効果があるのかな? と思いつつ、いつもと同じ洗剤を使っています。
大貫:標準コースで洗う衣料は、部屋干し専用の洗剤を使ったり、風を当てるなど干し方を工夫すれば、イヤなニオイもしっかり防ぐことができますよ!
※女性セブン2018年2月22日号