連日熱戦が繰り広げられている平昌五輪。過去の五輪のヒーローを振り返ってみよう。ノルディックスキー・ジャンプで4個の金メダルを獲得し、“鳥人”と呼ばれたマッチ・ニッカネン(54)は、フィンランドの国民的英雄になった。
しかし、1990年に世界選手権で銀メダルを取ったのを最後に第一線から退くと、その後はアルコール中毒とその治療、うつ病、5回の結婚などでフィンランドのタブロイド紙を賑わした。
そして2004年には酔った末に飲み仲間を刺し、13か月服役。その出所3日後には、妻への暴行で4か月の懲役刑を受けた。
まさにジャンプ台からの転落、転倒人生というほかないが、現在はプロミュージシャンとして活動しているという。
※週刊ポスト2018年2月16・23日号