平昌五輪が盛り上がっている中、かつての冬季オリンピックで活躍した韓国選手の“その後”を見てみよう。2002年ソルトレークシティのスピードスケート男子1500メートル決勝では、韓国の金東聖(キム・ドンソン、37)が米国のアントン・オーノ(35)に先んじて1着でゴールしたが、オーノの進路を妨害したとして失格となった。
韓国では国を挙げての猛抗議が起こり、金は一躍“悲劇の英雄”に。その後はコーチとして後進の指導にあたっていたが、最近になり朴槿恵・前大統領を失脚に追い込んだ「崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件」に関連して再び名前が取り沙汰された。
崔順実の姪と金が不倫していたことが2016年末に明らかになり、金は強烈なバッシングに晒され、一時は離婚の危機に陥ったのだ。
五輪の魔力に翻弄されたアスリートたちの光と影。平昌でもまた、新たな“お騒がせ伝説”が生まれることだろう。
※週刊ポスト2018年2月16・23日号