放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、売れっ子キャスター・新井恵理那の人気の秘密について。
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平昌オリンピックが開幕してから、テレビ朝日では月〜金の7時20分〜30分の10分枠で、ハイライト映像を『情報まとめ 平昌オリンピック』として全国ネットしている。
つまり、普段なら自局制作の人気番組をオンエアしている名古屋テレビ(『ドデスカ!』)も、朝日放送(『おはよう朝日です』)も、九州朝日放送(『アサデス。KBC』)も「確定」と呼ばれる時刻になったら一斉にテレビ朝日と同じ映像に切り替わるのだ。
そのコーナーに毎回登場しているのが新井恵理那。テレビ朝日のスポーツ担当の男子アナと曜日コメンテーターは日替わりなのに、新井だけは唯一、通しで出ているのである。
同枠は、関東地区で横並びトップの視聴率を獲る日もある『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)内。女性出演者には「4姉妹」と呼ばれ、“早朝番組の顔”松尾由美子アナ、戻って来た島本真衣アナ、そして新井恵理那と、田中萌アナの卒業後に加入したニューフェイスの福田成美がいる。
新井は現在、同番組で主にスポーツとエンタメを担当しているので、『情報まとめ 平昌オリンピック』枠への出演は自然の流れと言えば流れなのだが、系列局のスタッフの中には「馴染みがない」「誰?」というリアクションも少なくなかったらしい。
新井恵理那は『2017年 番組出演本数ランキング』(ニホンモニター調べ)が発表されたときにも、各所で、そんなふうに言われたものだ。ハリセンボンの近藤春奈、オアシズの大久保佳代子、ホラン千秋に次いで第4位に名前を連ねた新井。
近藤が『スッキリ』(日本テレビ系)、ホランが『Nスタ』(TBS系)と帯番組に出演しているように、新井も『グッド!モーニング』に出演していることから同ランキングで強さを発揮したのだ。が、比較的、年配層に強い早朝番組だからだろうか。一部の女子アナマニア以外の視聴者に「4位 新井恵理那」はピンと来なかったようなのである。