ライフ

かかりつけ医の見分け方 多い診療科目、出身大学の注意点

ティーズ内科クリニック院長の土山智也医師

 これまでの医療記事で「医者の見分け方」といえば、大病院や手術の執刀医のことばかり。最初に私たち患者を診る“かかりつけ医”についての情報は少なく、他と比較することも難しい。

 かかりつけ医の良し悪しを見分けるにはどうしたらいいのか──。実際に医者にかかる前に、病院の“外見”や立地で判断がつくこともある。ひとつは看板に書かれている診療科目の数だ。

「内科・消化器科・整形外科・耳鼻科・皮膚科」などいくつもの診療科目をずらりと並べているような病院は、一見して一度に診てもらえるので便利のように思えるが、要注意だと指摘するのは、浅草クリニック副院長の内山伸医師である。

「内科が専門なのに、外科と両方掲げている医者も珍しくありません。医師は医師免許さえ持っていれば、麻酔科を除いて、好きな科目をいくつ掲げてもいいのです。患者さんを集めるために多くの診療科目を掲げている医師もいるので、経験値もなく十分な知識もない科目も含まれている可能性がある」

 これではどの科が得意なのか、患者に見分けることは困難だ。だが、米山医院院長の米山公啓医師が、こんな裏話を教えてくれた。

「たとえば『内科・消化器科・皮膚科』と看板にあれば、2番目の消化器科が得意分野である可能性が高い。内科はほとんどの医師が広く患者を受け入れるために最初に掲げることが多く、自分の得意な分野は2番目に置かれやすいからです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン