小室圭さんとのご結婚が延期となった眞子さま。そんな眞子さまは、紀宮さま(黒田清子さん)のことを、「ねえね」と呼んで慕われていた。天皇家と宮家の違いはあっても、紀宮さまが公務にお出ましになる姿から、幼心に内親王としての役目を学ばれた。
かつて美智子さまは、眞子さまの公務に取り組む姿勢や皇族としての振る舞いをご覧になり「さすが内親王ね」と目を細められたことがあったという。皇室ジャーナリストが語る。
「皇族としてお生まれになり、行く先々で視線を集め、歓声があがる。眞子さまは、ご自身が皇族という特別な立場にいることを、早い段階で理解されていたと思います。紀宮さまというお手本がそばにいたことも、女性皇族の務めを果たして行く上で大きかった。
ただ、その『ねえね』は結婚して皇族ではなくなってしまうわけです。眞子さまもまた、皇族としての矜持を胸に抱かれる一方、女性皇族が結婚したら、立場が変わることもわかっていた。身を粉にして紀子さまの望まれる皇族としての意識や振る舞いを身につけても、“自分はいつか公務を担えなくなる存在”なのだということが、心の片隅にあったのではないでしょうか」
母親から「皇族なんだから」「長女なんだから」と幼少から言われ続けてきた眞子さまの中には、また別の感情が芽生えたのかもしれない。
「眞子さまは、国際基督教大学(ICU)在学中にイギリスのエディンバラ大学へ、ICU卒業後には同じくイギリスのレスター大学大学院にそれぞれ1年弱留学されました。どうやらご家族、ひいては紀子さまと離れて生活されたその期間は、眞子さまの目にかなり新鮮に映ったようです。ご自身の好きなときに好きなように外出でき、護衛もつかない。外国と日本では勝手が違うかもしれませんが、結婚して皇籍を離脱すれば、その生活が手に入れられると眞子さまがお考えになっても不思議ではありません。
眞子さまが小室さんとの結婚を貫こうとする背景には、もちろん小室さんへの愛情がありますが、“早く降嫁して、民間人として暮らしたい”というお気持ちがあるようなんです」(宮内庁関係者)
母と娘の間には、想像以上に深く、暗い溝が横たわっている。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2018年3月15日号