何才になってもトキメキは大事にしたいもの。そこで、37才会社員女性が25才後輩社員と交際に至るまでのドキドキエピソードを紹介。
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「チーフを尊敬しています」
仕事が片付き、スタッフと飲みに行った時のこと。キラキラの笑顔をたたえて私のグラスにビールを注いだのは、入社3年目のMくん(25才)。
俳優の千葉雄大に似ているから、入社当初はちょっと話題になったんですが、仕事ではミスの多いこと…。注意すると子犬のように申し訳なさそうな顔で謝るので、ついほだされちゃうんですが、責任者である私の被害は甚大。
そのうっ憤を晴らすように、私は記憶をなくすまで飲み、気づいたら自分のベッドに。どう帰ってきたか全く思い出せないんです。で、ふと隣を見て息をのみました。そこにはMくんが寝ていたんです。
なんとか冷静を装い、私は彼に鍵を渡して先に出社。気持ちを整え、後からきた彼に、「昨日のことは忘れて」と言おうとしました。だってMくんは私より一回り年下。一夜の過ちだと思ったんです。すると彼はその言葉を遮り、
「責任はぼくが取る。なかったことにしないでください」
ときっぱり。男らしいところもあるんだと、見直しました。仕事はまだまだですが、私生活では意外と頼れる彼。ギャップを楽しみながらつきあっています。
※女性セブン2018年3月15日号