不調にあえぐフジテレビが4月に大型改編を行なう。中でも一番の目玉とされるのが、同局のエース・山崎夕貴アナ(30)の『とくダネ!』抜擢だ。フジの社員がいう。
「カトパン(加藤綾子・32)が退社して2年、ウチの局を引っ張ってきたのが山崎アナでした。これまでも『ノンストップ!』など情報番組は複数こなしてきたが、『とくダネ!』のような報道色の強い番組のメインMCは初めて。
かつて視聴率トップだったこともある『とくダネ!』ですが、最近は裏番組の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)、『スッキリ』(日本テレビ系)に次ぐ3位に甘んじている。テコ入れが迫られている事情もあった。山崎本人も、時事問題に関する本を読み込んだり、準備に余念がないと聞いている」
“切り札”として看板番組に乗り込むわけだが、フジの上層部には別の目論見もあるという。
「ズバリ、噂されるフリー退社の予防策でしょう。山崎アナは芸人の『おばたのお兄さん』との交際を公言していて、寿退社が近いという説もある。実際、芸能事務所から本人への打診も少なくないようです。今山崎アナに辞められては局にとって致命的です。責任ある立場を任せることで“辞められない”という雰囲気を作りたかったのではないか」(同前)
※週刊ポスト2018年3月16日号