移籍市場の停滞で所属先が決まらなかったイチロー(44)だが、古巣マリナーズ復帰が濃厚になったと報じられた。マリナーズは当初、イチローの獲得に消極的だったようだが、けが人の続出などで方針を転換したようだ。
ファンならずとも待ちに待った朗報。現役選手からは「イチローはまだバリバリやれる」という声があがる。今オフ、マーリンズからヤンキースへ10年2億9500万ドル(約320億円)の超大型契約で移籍したMLBナンバーワン長距離砲、ジャンカルロ・スタントン(28)もその1人だ。
「43歳だろうが、44歳だろうが、イチローはいつだって万全の準備ができている選手だ。もちろんまだメジャーでプレーする力を持っている」
スタントンはマーリンズ時代、イチローを“先生”と慕っていた。
「マーリンズ時代、若手選手たちはイチローのトレーニング法や準備体操、履いているシューズまで真似して慕っていた。球団はそういった影響力も考えただろう」(米国人ジャーナリスト)
「メジャー18年目のシーズン」が間もなく始動する。
●取材協力/出村義和(スポーツジャーナリスト)