いよいよ開幕まで1か月を切ったプロ野球ペナントレース。新外国人選手がどんな働きをするかが注目されるが、さっそく“前評判通り”の活躍が疑問視される選手もいるようだ。
昨季11年ぶりのBクラスに沈んだ巨人では、年俸4億円で獲得した昨年中日で本塁打王を獲得したゲレーロが昨季の好調を維持できるのかといった声が出ている。さらに、さっそく不安視されているのが、昨季14勝をあげた先発の柱・マイコラスの穴埋め要員として獲得したヤングマン(推定年俸8300万円)だ。テキサス大時代に全米最優秀選手に選ばれた“エリート”という触れ込みだが……。スポーツ紙デスクが語る。
「198センチの高身長から投げ下ろすストレートと縦に大きく割れるカーブが武器ですが、大柄なぶんランナーが出るとクイックが遅いし、実戦デビューとなった紅白戦ではボークを連発しました。
おまけに、チームにはゲレーロ、マギーの主軸打者2人と、マシソン、カミネロのリリーフ陣で、外国人枠の4人が埋まる。首脳陣はチーム内競争を活発化させる狙いだったようだが、すでに開幕一軍は難しいと見られている」
名前にちなんで、登板時のテーマ曲は西城秀樹の『ヤングマン(YMCA)』に決まったが、東京ドームで聞ける日がくるのかさえわからない。
※週刊ポスト2018年3月16日号