芸能界きってのゲートボール通として知られる6代目・三遊亭円楽師匠が、「年寄りのゲーム」との認識を改めたゲートボールの魅力について語る。なお、現在国内のゲートボール競技人口は最盛期の約600万人から約100万人になっているという。だが、世界では約1500万人の競技人口がいるそうで、円楽師匠はかなり長いゲートボール歴を持つ。
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僕がゲートボールを始めたのはもう40年近く前です。ゲートボール専門誌のレポーターを頼まれて、そこで初めてゲートボールに触れた。僕もみなさんとおんなじで、最初は年寄りのゲームだと思ってたんですよ。だけどやってみると面白い。すぐにハマッちゃった。
昭和58年に『おはよう!ゲートボール』って番組が始まるんですけど、毎回のゲスト出演者にゲートボールを指導しながらサブの司会もやるっていう役を依頼されました。
メイン司会の玉置宏さんは未経験者だったけど番組をやってるうちにハマッてくれて、待ち時間にみんなでプレイしたり。楽しかったね。番組の視聴率も好調で、日曜朝8時って時間帯なのに2桁台を記録してましたよ。
ゲームそのものは単純なんです。ゲートの順にボールをくぐらせて、最後はゴールポールに当てればOK。だからとっつきやすいんだけど、実は奥が深い。