もうすぐ4月を迎え、新生活がスタート。ひとり暮らしを始める人も多いことだろう。ひとり暮らしをする上で心配なのは食事のこと。だが、簡単なはずが意外と基本を知らないもの。練習を兼ねて親子一緒に作っておこう。
◆ご飯
「笑い話のようですが、米を洗うのに洗剤を使おうとする人が本当にいるんですよ」と、栄養士の資格を持つ漫画家のうえだのぶさんは言う。
炊飯器の内釜に米を入れて洗うと、傷がつきやすいため、ざるとボウルを利用して手早く洗うだけで完了。あとは炊飯器に水と一緒にセットしてスイッチを入れ、炊き上がりを待つだけだ。1合でご飯2膳が目安。多めに炊いて1回分ずつ小分けして、冷凍しておくことも教えよう。
〈手順〉
・お米を計量カップで量り、水の入ったボウルで1回さっと洗う
・水を替えながら2~3回とぐ
・目もりに合わせて水を入れ、炊く
・炊きあがったら全体をほぐす
・1回分ずつに分けて冷凍
◆みそ汁
栄養バランスを考えて食事を作るのは難しくても、ご飯と具だくさんのみそ汁があれば立派な和食の献立になる。だしは市販のだしの素でOK。具の種類が多いほど味に深みが出る。具の選び方も教えておこう。
<手順>
・おわん1杯=200mlを入れ、根菜や貝は水から入れる
・沸騰したらやわらかい具材
・火を止めてみそをとき入れる
◆目玉焼き
最も手軽に動物性たんぱく質が摂れる卵の料理。ちょっとした火加減や水加減の差で、仕上がりに差が出る目玉焼き。半熟卵は、ふたをして2分くらいが目安など、ポイントをメモっておくと、作る時に便利だ。
〈手順〉
・油をひいたフライパンに卵を割り入れる
・ふたをして白身が固まったら水を少量入れ、蒸し焼きに
※女性セブン2018年3月22日号