ペナントレース開幕目前。フタを開けてみなければわからないのがスポーツの醍醐味だが、プロ野球に順位予想はつきものだ。ところが、詳しいはずの大物OBでも予想を外してしまうことがある。昨年の的中はパ優勝のソフトバンクだけで、順位的中率が8%だったのは、評論家の広澤克実氏。
「チームワークや運、不運によって勝敗が変わってくるのが野球のドラマですからね……」という反省の弁を踏まえた今季の予想では、セ・リーグは昨年に引き続き阪神のV予想となった。
【セ・リーグ】
1位:阪神 2位:巨人 3位:広島 4位:DeNA 5位:中日 6位:ヤクルト
【パ・リーグ】
1位:ソフトバンク 2位:西武 3位:楽天 4位:オリックス 5位:日本ハム 6位:ロッテ
「戦力は充実していますよ。不安視されてきた藤浪晋太郎(23)はオープン戦を見る限り安定していて、10勝は堅い。それ以外にもメッセンジャー(36)、秋山拓巳(26)、能見篤史(38)、岩貞祐太(26)ら先発陣が揃っている上にマテオ(33)、ドリス(30)のリリーフ陣が充実している。
さらに、打つ方では金本知憲監督の悩みのタネだった『4番』が獲れた。新加入のロサリオ(29)が衝撃的にいいですね。オープン戦だけよくてシーズンに入ると別人のようになる外国人選手は少なくないが、ロサリオは打ちますよ。軸がブレないのがいい。3割、30本、100打点はいくんじゃないか。