進学や就職などで、春からひとり暮らしを始めるわが子が、快適に自立した暮らしが送れるように、教えておきたいことがある。
洗濯機があれば、洗濯物と洗剤を入れ、ボタンを押すだけの洗濯。だが、ポケットの中身を確認せずに洗って、ティッシュまみれになったり、汚れをしっかり落とそうと高温の湯で洗って衣類が縮んでしまったりという失敗も多いので注意するよう伝えよう。
洗濯を行う際は、衣類のタグを確認し、さらに下記の3点に注意しながら、洗剤の用量を守ること。洗剤を入れすぎると汚れ落ちが悪くなり、すすぎきれないことも伝えたい。また、洗濯物の汚れ落ちが最もいいのは、入れすぎず、7割程度の量で洗うこと。
洗濯物を干すためには、物干し竿(ロープ)や洗濯ばさみに加え、以下の4つはそろえよう。
【1】普段使いの洗濯洗剤。中性か弱アルカリ性の液体洗剤か、粉末タイプを。
【2】汚れた洗濯物は、風通しのいい洗濯かごで保管し、洗濯直前に洗濯機に入れる。特に濡れたタオル類はカビが発生しやすいので濡れたまま、かごに入れるのはNGだ。
【3】小物干しには洗濯ばさみのついたピンチハンガーが便利。
【4】衣類の型崩れや絡まり防止に洗濯ネットは必要。下着やセーターなどはネットに入れて洗おう。
洗濯する際の注意点は以下の3点だ。
【1:濃い色と薄い色に分けて洗う】
色移りを防ぐために、デニムなど色の濃い物と、色の薄い物に分けて、別々に洗濯しよう。この他、デリケート素材は手洗いにする他、特に汚れがひどいものを別にして洗うことも伝えて。
【2:洗濯ネットは1袋に1枚入れる】
型崩れが心配なニットやシャツ、ブラジャーなどは、ネットに入れてから洗濯機に。ただし1袋に1枚が基本。複数入れるとネットの中で絡まり、しわになることもある。
【3:洗い終わったらすぐに干す】
洗濯物を濡れたまま放置しておくと、しわになりやすく、においや雑菌も発生しやすくなる。干し忘れてしまった場合は、再度、洗い直しが必要だ。
※女性セブン2018年3月22日号