就職や進学で4月から新生活を始める人も多いだろうが、自由気ままなひとり暮らしを満喫すべく外食三昧、お菓子やジャンクフードが主食になってしまうことも。栄養士の資格を持つまんが家のうえだのぶさんは、次のようにアドバイスする。
「栄養バランスのよい食事には自炊がオススメですが、カップラーメンしか作ったことがない子がいきなり料理をするのは無理がある。最初はスーパーやコンビニで手に入る総菜を利用することから始めて、少しずつ料理の幅が広がるようにすればいいんです。キッチン用具も下記の9品を基本にスタート。料理頻度に応じて、徐々に増やしましょう」
汁ものをよそうおたまや、炒めものに使うヘラも必要。これを機に料理好きになれば、帰省時には、わが子の料理が味わえるかも。
【炊飯器(3合炊き)】
ご飯さえ炊いてあれば、おかずはコンビニなどで調達可能。「炊飯器は3合炊きを購入し、ご飯はまとめて炊いて、冷凍保存を」(うえださん・以下同)
【電子レンジ】
コンビニ弁当も、冷凍食品も温められるレンジは、ひとり暮らしの必需品。温め機能さえあれば問題ないが、さらにトースター機能があれば○。
【電気ケトル】
保温性のあるポットより、短時間でお湯が沸かせる1L程度の電気ケトルが便利。やかんにしたいなら、沸いたら笛吹きで教えてくれるタイプを。
【片手なべ】
ラーメンやみそ汁作りに重宝する片手鍋。大きすぎない直径16~18cmでふた付きのものが便利。IHコンロの場合、対応できるかどうか確認を。
【ふた付きフライパン】
直径22~26cmで深さのある炒め鍋タイプが◎。焼く、炒めるだけでなく、パスタもゆでられ、煮物作りやカレーなどの汁もの料理にも重宝する。
【ボウル・ざる】
米を洗うのに便利なセット。ざるは鍋にかけられるフックと持ち手つきを。大小あれば、みそ汁のみそこしや、野菜をゆでる際にも使える。
【包丁】
初心者には、刃渡り18~20cmの万能包丁が使いやすい。あらゆる食材、切り方に対応可能。刃渡り10cm程度のペティナイフ(果物用)もあると便利。
【キッチンばさみ】
食品の包装紙を切るのはもちろん、野菜やきのこの根を切り落としたり、薬味のねぎを刻んだり、肉をひと口大に切るなど包丁代わりにも使える。
【まな板】
A4サイズなら、安定して切りやすい。プラスチック製は手入れがしやすく衛生的。木製は包丁当たりは柔らかくて切りやすいが、カビ対策必須。
※女性セブン2018年3月22日号