春から続々と値上げラッシュが開始。原材料高騰や人手不足から、ビール、アイスクリーム、郵便料金、宅配料金、引っ越し料金など、家計にダメージを及ぼす値上げが止まらない…。そこで、今すぐ見直せる節約術を節約アドバイザーの和田由貴さんに教えてもらった。
◆まずは家計簿アプリでムダな出費を把握
「家計簿をつけてムダの原因を把握するのが節約の第一歩です」と和田さん(以下同)。家計簿がなかなか続かない人には、“家計簿アプリ”がおすすめだとか。
「レシートをスマホのカメラで撮影すると、品目や金額を認識してくれるのでいちいち入力する手間がないため、家計簿をつけるハードルが下がりますよ」
◆カーシェアリングで車の維持費を大幅カット
駐車場代や保険料などの維持費は、家計にとってかなりの負担になる。週末しか乗らない人などは、思い切ってマイカーをやめる手もある。
「子供が小さい頃は病院や買い物にと車の必要性を感じましたが、下の子が中学生になったタイミングで車を手放し、今はカーシェアリングを活用しています。カーシェアは15分単位で使えてガソリン代も不要。スマホで今すぐ乗れる車を検索して予約でき、マイカー並みに気軽に利用できますよ」
◆宅配買い取りサービスで不用品を売ってプチ稼ぎ
不用な本や洋服は、宅配の買い取りサービスを活用してみて。「申し込むと段ボール箱が送られてくるので、本や洋服を詰めて送ると、査定金額が口座に振り込まれます。査定額に納得いかない場合は箱ごと返却されます」。不用品を店舗に持ち込む手間がなく、小銭が稼げて部屋もスッキリ!
◆50円以下の小銭貯金 意外と貯まる!
500円玉貯金は負担が大きいが、和田さんが実行している“50円以下貯金”はムリなく貯まる必殺技。
「家計簿をつけたついでに、50円玉以下の小銭を貯金。“減った”感がないのに、結構貯まりますよ」
ブタの貯金箱いっぱいで5000~6000円になるそう。
◆電気とガスをまとめて 光熱費をグッと節約
電気の自由化は2年前からスタートしているが、実は昨年4月から都市ガスの自由化も開始。
「都市ガスの自由化は後発なので、まだ制度自体の認知度が低いんです。電気やガスなど、購入する会社を選ぶことができるようになったため、光熱費を1社にまとめることでお得になるケースも」
一本化には通信機能付きで検針の必要がない“スマートメーター”に取り換える必要があるが、これは2020年までに全国的に移行が予定されている。
※女性セブン2018年3月29日・4月5日号