大相撲力士には、番付によってはっきりした序列がある。実は、移動手段も番付によって決められている。
幕下以下は電車などの公共交通機関限定。タクシーは関取になって初めて利用が認められる(交通費は協会より支給)。
幕内以上は運転手付きの車も利用できる。さらに大関以上は国技館の地下駐車場に乗り入れることができるが、現役中の運転は禁止。自家用車を利用する時は運転手が必須である。
「かつて新弟子は自転車すら禁止ということもあった。最近は部屋全体の5分の1が遠方に部屋を構えており、最寄り駅まで遠いケースが目立つようになったので、部屋で送迎したり、最寄り駅まで自転車の利用を認めている」(協会関係者)
※週刊ポスト2018年3月23・30日号