スポーツ

羽生結弦、4月から早大6年生も「退学したくない」

絶対王者は文武両道

 66年ぶりの五輪連覇を果たし、国民栄誉賞を受賞予定で、サイン入りスケート靴をオークションに出せば850万円を超え、売り上げは寄付。一挙手一投足が「完璧」「王子」という超人・羽生結弦(23才)が留年の危機を迎えている。

 羽生は現在、早稲田大学の現役の学生だ。国際スケート連盟のプロフィール欄にも「大学生」と明記されている。

「高校卒業時点で企業に所属することもできましたが、アスリートこそ社会性を身につけるべきだと、進学を決めました。早稲田大学を選んだのは、トリノ五輪金メダリストで高校の先輩でもある早稲田OGの荒川静香さんの影響。2013年に一般入試を受けて合格しました」(フィギュアスケート関係者)

 今年は2018年。ということは…。

「春からは羽生くん、6年生になるみたいですね。とはいえ、早稲田には “4年卒業三流”という言葉があって、4年で卒業する人は三流、留年する人は二流、中退が一流といわれます。つまり、しっかりやりたいことをやっている人ほど留年するし、留年は珍しくないということです。だから羽生くんレベルが普通に卒業してはダメですよ(笑い)」(早大の学生)

 羽生の所属は、早稲田大学人間科学部人間情報学科通信教育課程『eスクール』。練習拠点をカナダに置く羽生は、練習の合間にインターネット経由で授業を受けていた。

「早稲田の通信課程は課題も多く、特に卒業が難しいといわれています。4割ほどが、紗栄子(31才)や手越祐也(30才)のように中退します」(芸能関係者)

 それでも、羽生にとって辞めるという選択肢は今のところなく、「絶対に卒業したい」「退学したくない」と周囲に語っているという。

「“一流のスケーターである前に一流の人であれ”と言ってきた中学校の校長であるお父さんの影響も大きいと思います。それに学び続けることが、スケートのいい演技につながると考えているようです。心理学はメンタルの整え方、人間工学はジャンプの動きの客観視に生きたそうです」(前出・スケート関係者)

 足の治療に専念するため19日から始まる世界選手権(イタリア)の欠場を発表した羽生。2週間の安静と3か月のリハビリ加療に入る。久しぶりに勉強に専念できる時間が取れるか。

※女性セブン2018年3月29日・4月5日号

関連記事

トピックス

エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
「週刊ポスト」本日発売! 岸田自民「補助金バラ撒きリスト」入手ほか
NEWSポストセブン