《この度新しい命を授かりました。新たな家族が増えることを夫婦で喜んでおります》。2月28日、佐々木希(30才)が第1子の妊娠を発表した。現在3か月で、秋頃に出産予定だという。
翌3月1日には仲間由紀恵(38才)も妊娠4か月目であることを発表。2日連続の“おめでた”報告に、芸能界が沸いている。
「2人とも好感度バツグン女優ですからね。佐々木さんの夫、渡部建さん(45才)も『王様のブランチ』(TBS系)で妊娠を報告し、出演者一同から祝福を受けていました。ただ、一方で複雑な心境のかたがたもいると思いますよ(苦笑い)。なにしろママタレント界の生存競争は過酷ですからね。この2人が“参戦”してくるとなると、ポジションを脅かされる人も出てくる」(スポーツ紙記者)
木下優樹菜(30才)や辻希美(30才)に代表される「ザ・ママタレ」だけでなく、紗栄子(31才)や木村佳乃(41才)など、モデルから女優まで数多の人間がしのぎを削っている現在のママタレ業界。コラムニストの今井舞さんに、2018年現在の「ママタレポジション」を分析してもらった。
「木下優樹菜(30才)、辻希美(30才)、小倉優子(34才)、藤本美貴(33才)は、あらゆる場面でママ感出しまくりの四天王。もはや“ママとして生きる”ことがタレント活動とイコールになっている。あなたたちからママを取ったら何が残るの、みたいな。
最近結婚した菊地亜美(27才)も、出産したらここに飛び込むでしょうね。シコシコと子育てブログを書いていちいち炎上して。書籍化するとしたらタイトルは『ママ失格 菊地亜美』。そのすぐ近くで、“母親代表”として正論を言うのがクワバタオハラの2人。ちょっと文化人寄りを狙っている感じがにおいます」(今井さん、以下「」内同)
一方、四天王グループの真逆にいるのが宮沢りえ(44才)だと今井さんは言う。
「絶対に自分から“ママ感”を出さない。子供の話も全然しない。頑なに『私は女優』というポジションで、プライベートをベールで包む。仲間由紀恵も、たぶんこのポジションでしょう。夫(田中哲司・52才)の浮気で一度ベールが吹っ飛びましたが、私生活は絶対明かさないタイプだし。出産後も、子供や旦那の詳細は語らず女優復帰すると思います」
篠原涼子(44才)、菅野美穂(40才)も同じグループ。出産してもママ感ゼロで女優業を邁進している。いわれてみれば、秋吉久美子(63才)や倍賞美津子(71才)など、「本格女優」と呼ばれる女性は、母親であることを感じさせない人が多い。
「菅野美穂は、最近神田うの(42才)のインスタに登場して、ファンをざわつかせましたけどね。えぇーそこつきあっちゃうんだ、って。あと近年、CMなどで少しママ感を出し始めたのが森高千里(48才)。杏(31才)も近いポジションです。子供の話も普通にしつつ、かといってママ感を前面には出さない。彼女、『大きく失敗しないこと』に長けているんです。スキャンダルも炎上騒ぎも一切ない。父親の渡辺謙(58才)の不倫もダメージどころか同情票に」
杏と似た立ち位置には、事務所の先輩であり、最近バラエティーにも進出している木村佳乃がいるが、「2人と同じ事務所の佐々木は、杏と木村の間に来るだろう」と今井さん。
「彼女は能力的に特化するものが少ない。バラエティーで気の利いた受け答えができるタイプじゃないし、演技力的に女優一本は厳しい。結果的にこのあたりのポジションに収まると思います。夫の渡部共々スキャンダルなく好感度を保てれば、広く浅く長~く活動できそう」
※女性セブン2018年3月29日・4月5日号