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阪神・ロサリオ いきなり絶不調で評論家たちが沈黙

ロサリオの前評判は上々だったが…(時事通信フォト)

 キャンプ中に紅白戦を含めた6試合で12打数8安打、3本塁打、10打点と“大爆発”した阪神の新外国人・ロサリオ(29)は、開幕前の話題を掻っ攫った。金本知憲監督からも「開幕4番」の指名を受け、2月13日付のサンケイスポーツは〈95発ペース〉と見出しを打った。

 本誌『週刊ポスト』前号の記事でも、「3割、30本、100打点はいく」(広澤克実氏)「19年間キャンプを見てきたなかでトップクラスのバッター」(金村義明氏)と、並み居る評論家から最大級の賛辞を得た。

 しかし、オープン戦では、10試合で打率.154、自慢の本塁打は1本だけ(数字は3月21日終了時点)。虎党を心配させる成績に比例するように、チームもオープン戦最下位に沈んだ。元デイリースポーツ編集局長の平井隆司氏がいう。

「日本独特の配球に手こずり、特に外角低めに曲がっていく変化球に空振りするシーンが多く見られた。ネット裏の評論家たちにも気まずい雰囲気が流れていたそうです(笑い)。

 ただ、本人は研究熱心な性格なので、徐々に日本の野球に慣れていくとみています。ロサリオの打撃に連動して、チームの成績も上がってくるでしょう」

 虎ファンも評論家も固唾を呑んで見守ることになる。

※週刊ポスト2018年4月6日号

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