開幕ダッシュを決め、長いプロ野球ペナントレースのカギを握るのは、“新戦力”の活躍だ。そのなかでもメジャー帰りの選手たちには、おのずと期待が高まる。だが、メジャー帰りでもソフトバンクで3年間全く働かず、入団テストを経て中日入りした松坂大輔(37)はどうか。
「沖縄キャンプに集まったファンは例年の3倍。松坂グッズの売り上げだけで1500万円の年俸の元は取れたといわれ、“名古屋のシャンシャン”なんて呼ぶ関係者もいます(笑い)。森(繁和)監督も、“ナゴヤドーム以外で投げさせるのはもったいない”と考えているようです」(中日新聞関係者)
オープン戦ではパッとしなかったが、“ナゴヤドーム限定登板”が当面は続きそうだという。球団側の期待する“効果”は来場者数の増加だけにとどまらない。
「ナゴヤドームの地上波中継予定は9月まで決まっており、3連戦でも試合ごとに中継局が違うことが多い。東海テレビ(フジテレビ系)やCBCテレビ(TBS系)、テレビ愛知(テレビ東京系)など地元局のバランスも考えながら、松坂の登板日を振り分けていくことになるのではないか」(同前)
パンダ扱いする関係者を見返すことができるか。
※週刊ポスト2018年4月6日号