毎月「3日」と「17日」。最近の安倍晋三・首相のフィットネス通いの日程だ。
六本木のホテル内にあるジムで汗を流すことになっているが、実は「ホテルの別室に待機した医師団の検診を受けている」というのが永田町の定説だ。
首相の持病の潰瘍性大腸炎はストレスが大敵とされるが、国会では連日、森友文書偽造問題で追及の矢面に立たされ、支持率も急降下。ストレスは溜まる一方のはずだ。専門医はこう見る。
「ぴったり半月ごとに通っているのは、定期的な精密検査を行なって数値の変化を正確にモニターしていることがうかがえます」
当の安倍首相は窮地に立つほど、検診の数値に異様に神経質になるのだという。
「総理は第1次内閣の時に持病の悪化で政権を投げ出したとされたことを非常に気にしている。“森友で辞めた”と言われるより、“また体調問題で辞めた”と言われる方が屈辱。2度目となれば完全に政治家として終わってしまう。その前に持病が悪化したら元も子もないから、フィットネス通いはやめられない」(官邸筋)
最近はそれに私邸周辺でのウォーキングなども加わった。
「トランプ大統領とのゴルフ会談の時にバンカーを駆け上がろうとして一回転した映像がネットで大評判になったことで、足腰の筋トレには特に熱心」(同前)
一国の総理は健康でないと困るが、国会答弁の表情を見ると心配になる。
※週刊ポスト2018年4月6日号