ついに、その時が訪れる。3月30日金曜日、8年間、名コンビを組んできたV6の井ノ原快彦(41才)と有働由美子アナ(49才)が『あさイチ』(NHK)を卒業する。しかし、別れがあれば出会いもあるのが春。4月2日月曜日、新たな「朝の顔」として番組に登場するのがお笑いコンビ「博多華丸・大吉」。
「見る人は、まず華丸さん(47才)に驚くかもしれませんよ。最近、髪形を丸刈りにしたんです。別に不祥事を起こしたわけじゃないんです。初主演映画『めんたいぴりり』の撮影で明太子メーカー『ふくや』の創業者を演じるための役作りですが、華丸さんは、“初回放送は謝罪会見みたいになっちゃうかな”なんて笑っていました。ひょっとしたらネタにするかもしれませんね」(NHK関係者)
“つかみ”はばっちりになりそうだが、実力もピカイチ。ともに福岡出身の華丸と大吉(47才)によるこのコンビは1990年に結成され、主に地元九州を中心に活動を続けてきたが、35才となった2005年に一念発起して上京。華丸が児玉清さん(享年77)の「アタックチャ~ンス」のモノマネでブレークすると、大吉もクールなツッコミとそつのないトークで「大吉先生」の異名をとり、全国区となった。
「その後も博多弁を駆使したゆったりペースの漫才を武器に、2014年末の『THE MANZAI』で優勝。ビートたけしさん(71才)から“老舗の有名な味を出された感じ”とネタをべた褒めされていました」(テレビ局関係者)
レギュラー番組も増え、コンビで合わせて10本以上に。そんな充分なキャリアを持っても、NHKとなると多少、勝手が違うようだ。
「芸歴が30年近く、生放送や各種イベント、ロケにも慣れている2人ですがNHKは民放とは違い、使ってはいけない言葉の基準が厳しく苦労しているみたいです。2人は今、忙しい合間を縫って『NHKことばのハンドブック』で勉強をするほか、週に1、2回はNHKで研修を受けていると聞いています」(前出・NHK関係者)
朝8時15分からの放送に遅刻しないよう、夜の過ごし方も変えはじめているという。
「2人ともお酒が大好きで、飲み歩き番組まで持っているくらいですが、さすがに周りから“ちゃんと起きられるの?”と心配されて、自覚が強まったようです。2人とも4月からは12時頃までしか飲まないと決めたようで、“これじゃまるでシンデレラだよ”と周囲に冗談めかしています」(前出・テレビ局関係者)
寝坊するかどうかも番組の見もの(?)になりそうだ。
※女性セブン2018年4月12日号