福澤諭吉の『学問のすゝめ』を手に知的な雰囲気を漂わせるのは、ファッション誌『CanCam』(小学館刊)の専属モデルを務めるトラウデン直美(18)。京都大学で外国語教師を務めるドイツ人の父を持ち、中学時代の成績はなんと「オール5」という才媛だ。
そんな彼女はモデル業のかたわら大学受験に臨み、見事合格。4月からは生まれ故郷の京都から単身上京し、慶應義塾大学法学部政治学科へ進学する。
「父の専門は中世ヨーロッパ史で、戦争の歴史にも詳しい。その影響で幼い頃から歴史や政治に興味を持ち、高校でも国際政治研究のコースを取っていました。あれもこれもと欲ばりなのでやりたいことは山ほどあるけれど、何かしら社会に貢献できることを学んで発信していきたい。学生同士の意見交換が活発なサークルにも入ってみたいと思っています」
こう大学生活に夢を馳せる彼女だが、“愛の意見交換”の場である「合コン」には夢が膨らまないようだ。
「授業とか討論の場で男性と話すのは得意ですが、お題がないとちょっと苦手で、自己紹介とかでグイグイこられると困っちゃう。合コンはしばらく様子見ですね。でもキャンパス恋愛は憧れます! 週刊ポストの読者の方には娘のように見守ってもらいたいですね(笑い)」
仕事ではキャスターや女優、バラエティにも挑戦したいとこれまた“欲ばり”なトラウデン。今後は東京を拠点に活動を本格化するため、彼女のかわいい活躍がテレビでもたくさん見られそうだ。
【プロフィール】とらうでん・なおみ/1999年、京都府生まれ。2012年、「2013ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリを受賞。13歳で雑誌『CanCam』の史上最年少専属モデルとしてデビューを飾る。2013年10月号で単独の連載を開始。誌面の他、国内のファッションショーにも多数出演している
◆取材・文/渡部美也、撮影/田中智久
※週刊ポスト2018年4月6日号