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松坂大輔 ローテーション谷間で客を集めてくれればいい

期待されている役割は?(時事通信フォト)

 テスト入団で中日入りを決めて以降、メディアの注目を集め続けた松坂大輔(37)。とはいえ、ソフトバンク時代は3年間で登板1回(防御率18.00)だから、首脳陣も本気で期待しているわけではないようだ。中日新聞関係者が語る。

「3月25日のオープン戦で『5回100球』のノルマを達成(3失点)した松坂は、4月4日の巨人戦で初先発予定と大々的に報じられた。これは、本拠地・ナゴヤドームの開幕カードとなる巨人戦で“集客力”を期待されてのことだった。

 ところが、開幕直前の段階で“1週間後のヤクルト戦(10~12日)に延期する”という情報が流れてきた。オープン戦首位の巨人を避けたようだが、森(繁和)監督は“右肩の回復が最優先だから、初登板は4月後半でも5月でもいい”“登板間隔は中10日でも1か月でもいい”と考えているという。初登板はさらに後ろ倒しされるかもしれない」

 本音としては“ローテーションの谷間で本拠地に客を何回か集めてくれればいい”といったところか。そもそもWBC2大会連続MVPの「平成の怪物」が5回3失点で“ノルマ達成”となっていること自体、ファンには寂しい限り。

 もっとも松坂の年俸は1500万円(推計)だから、その程度の期待でも仕方ないが、他チームには、かつての輝かしい実績がありながら“低すぎる合格ライン”を設定されている高給取りが少なくない。

※週刊ポスト2018年4月13日号

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