今年も「狭き門」をくぐり抜けた新人女子アナたちが、大学生活最後の日に艶やかな晴れ着姿を披露してくれた。各大学の卒業式には、未来の「看板アナ」を一目見ようと多くのファンが集まっていた。彼女たちはまだ学生ではあるが写真撮影やサインの求めに気さくに応じており、その堂々とした姿はすでに有名人の風格を漂わせていた。それもそのはず、今年は、女子アナの〝王道〟である有名大学のミスコン出身者や、タレント活動歴のある“セミプロ”が例年以上に多い年なのだ。
なかでも世間の注目を集めるのが、日本テレビに入社した国民的アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバー・市來玲奈(いちき・れな)アナだ。千葉県出身の市來は、早稲田大学文学部出身で、女性アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバー。アイドル活動のほか、女優としても多くの作品に出演した経験を持つ。好調日テレの「ポストミトちゃん」候補筆頭株だ。乃木坂46から初の局アナ誕生となった。
ミスキャンパスは女子アナの王道だが、NHKの宮崎あずさアナは規模でその“上”をいく「ミス日本コンテスト」の出身。「水の天使」に選ばれ、1年間にわたって活動した。
数少ない採用者のなかで経歴が“被った”のが、フジテレビの井上清華アナとTBSの良原安美アナ。2人とも学生時代に『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のお天気キャスターを務めた経歴を持つ。スター揃いの2018年入社組。果たして女子アナ界の「新人王」に輝くのは誰か──。
※週刊ポスト2018年4月13日号