3月27日のウクライナ戦後、報道陣の質問を無視してメキシコへと帰っていった本田圭佑(31)は、心の中でこう呟いていたに違いない。
“出えへんほうが良かったんとちゃうか……”
ロシアW杯が2か月半後に迫る中、ハリルジャパンに黄信号が灯っている。国際親善試合のためベルギーに遠征したサッカー日本代表は格下のマリとドロー、そしてウクライナに1対2で敗れた。
「W杯不出場国に対して完全に力負けしていた。今回の試合では、香川真司や岡崎慎司、乾貴士ら攻撃的な選手が不在だったことも影響していましたが……」(スポーツ紙記者)
W杯の代表メンバー23人が発表されるのは5月31日。このベルギー遠征は選手にとって「W杯出場をかけた重要なアピールの場」だったはず。
中でも崖っぷちとみられるのが本田だ。約半年ぶりに代表に招集されたが、ウクライナ戦では約65分間プレーしたのにシュートは0本。
「同じく長友や長谷部も精彩を欠くなど出場した選手は総じてボロボロ。結果的に当落線上の香川や岡崎の復帰待望論が出ています。“試合に出なかったほうがマシだった”と思う選手もいるでしょう」(同前)