活躍できない者は去るしかない、厳しいプロ野球の世界。ところが、中日・松坂大輔(37)や巨人・阿部慎之助(39)のように“そこそこプレーしてくれればいい”と陰で言われ“合格ライン”が低くなっている大物選手もいる。一方で監督の“合格ライン”も存在する。
昨季セ・パ両リーグで最下位に甘んじ、ともに球団ワーストとなる黒星を喫したヤクルト(昨季96敗)とロッテ(同87敗)はそれぞれ、新監督がチームを率いる。4年ぶりにヤクルトに復帰した小川淳司監督と、現役引退後即監督となった井口資仁監督だ。
「ロッテは大きな補強がなく、井口監督は監督1年目にして現有戦力の底上げで勝つしかない状況に置かれている。それだけに“勝てなくて当たり前”と開き直れる、12球団で一番ハードルが低い監督といえます。
ヤクルトの小川監督は、同時に就任した宮本慎也ヘッドコーチが監督になるまでのワンポイントと見られており、結果よりも、“2年後といわれる政権移行までチーム内をうまくまとめるのが仕事”といわれている」(スポーツ紙記者)
※週刊ポスト2018年4月13日号