国内

「触らない痴漢」嫌疑に防衛策は 両手でつり革でもアウト

いよいよ男性専用車両が必要か(写真はイメージ)

「触った」「いや触ってない」……そんな痴漢トラブルに巻き込まれるのは御免だと、真面目な男性たちは両手をバンザイするなど涙ぐましい努力を重ねてきた。

 しかし、そんな“防衛策”は通用しなくなるかもしれない。「触ってなくても痴漢です」と言われる時代がやってきた。昨今ネットで話題となったのが「女性のにおいを嗅いだだけで痴漢」という件である。

 痴漢検挙の根拠は刑法によって定められている「強制わいせつ罪」と各地方自治体が定める「迷惑防止条例」だ。

「東京都や大阪府などの迷惑防止条例では『卑わいな言動』も禁止されています。接触があったかなかったかが判断基準ではないのです。この解釈次第では、満員電車で顔が近づいただけ、電車で後ろに立っただけでも、女性から感じが悪いと主張されれば、検挙される可能性があります」(痴漢事件に詳しい弁護士の生駒巌氏)

 これまで、男性が痴漢などのあらぬ疑惑をかけられないように満員電車乗車時にはいくつかの防衛策があった。

●両手でつり革を持ち続ける
●常に腕を組んだままにする
●両手でカバンを持つ

 などだが、いずれも「触っていない」ことを証明するためのもの。こうした防衛策も通用しなくなる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

物件探しデートを楽しむ宮司アナと常田氏
《そろそろ入籍では?》フジ宮司愛海アナ 恋人のバイオリスト・常田俊太郎氏と“愛の巣探し”デート
NEWSポストセブン
事件現場となった中野区のタワーマンション
【中野タワマン・ハサミが刺さり死亡】家賃30万超の新築物件に住む若手エリート公認会計士に何が? 「振りかざしたら刺さってしまった」という交際相手の佐藤琴美容疑者(25)にDVの可能性
NEWSポストセブン
殺人と覚醒剤取締法違反の罪に問われた須藤早貴被告
「YouTubeで過去事例を検索」“紀州のドン・ファン殺人公判”で明らかになった55歳年下元妻・須藤早貴被告の海外志向 逮捕で断たれたドバイで生活する「夢」
NEWSポストセブン
「DA PUMP」脱退から18年。SHINOBUさんの現在をインタビュー
《離島で民宿経営12年の試行錯誤》44歳となった元「DA PUMP」のSHINOBUが明かした沖縄に戻った理由「念願の4000万円クルーザー」でリピーター客に“おもてなし”の現在
NEWSポストセブン
深セン日本人学校が入居するビル(時事通信フォト)
《深セン市で襲撃された10歳男児が死亡》「私の子が何か間違ったことをしたの?」凄惨な犯行現場、亡くなった男の子は「日中ハーフ」と中華系メディアが報道
NEWSポストセブン
殺人と覚せい剤取締法違反に問われている須藤早貴被告
【有名な男優に会いたかった】ドンファン元妻・須藤早貴被告と共演した「しみけん」が明かす「彼女が面接シートに書いていたこと」
週刊ポスト
桂ざこばさんとの関係が深い沢田研二
【深酒はしなかった】沢田研二の「京懐石で誕生日会」にザ・タイガースのメンバーが集結!ただし「彼だけは不参加でした」
NEWSポストセブン
葉月里緒奈の現在とは…
《インスタでぶっちゃけ》変わらない葉月里緒奈(49)「映画はハズレだった」「老眼鏡デビュー」真田広之と破局から“3度目結婚相手”までの現在
NEWSポストセブン
殺人と覚醒剤取締法違反の罪に問われた須藤早貴被告
「収入が少ない…」元妻・須藤早貴被告がデリヘル勤務を経て“紀州のドン・ファン”とめぐり会うまで【裁判員裁判】
NEWSポストセブン
自身の鍛えている筋imoさ動画を発信いを
【有名大会で優勝も】美人筋トレYouTuberの正体は「フジテレビ局員」、黒光りビキニ姿に「彼女のもう一つの顔か」と局員絶句
NEWSポストセブン
交際中の綾瀬はるかとジェシーがラスベガス旅行
【全文公開】綾瀬はるか&ジェシーがラスベガスに4泊6日旅行 「おばあちゃんの家に連れて行く」ジェシーの“理想のデートプラン”を実現
女性セブン
「週刊ポスト」本日発売! 拡大する「高市現象」で進次郎が吹っ飛ぶ!?ほか
「週刊ポスト」本日発売! 拡大する「高市現象」で進次郎が吹っ飛ぶ!?ほか
NEWSポストセブン