「お金の話をするのはカッコ悪いからやめとこう」。ビートたけし(71才)は今回の騒動で周囲にそう語っていたという。
「だから、たけしさんが50代の女性ビジネスパートナーに洗脳されたとか、そそのかされて独立したと報じられても黙っていました。でも、さすがにこのままではマズいと、“その日”に声をあげることになりました」(芸能関係者)
4月1日──たけしがオフィス北野を退社、独立したその翌日、水道橋博士(55才)や、つまみ枝豆(59才)ら軍団メンバーはブログやSNSで“真相”を一斉に告発した。
《報道されている、師匠・北野武氏の独立について》と始まり、《オフィス北野 たけし軍団一同》と締めるその文章は約4700字の長文で、たけし軍団からは想像できないほど、一切ボケのない真面目で堅い内容が綴られている。
「内容はたけしさんに一切の非はなく、独立の真相は森昌行社長への不信だということが書かれたもの。たけしさんが知らない間に森社長が事務所の筆頭株主になっていたこと、社長はじめ役員の報酬がたけしさんにとって容認できないほど高額な水準になっていたことを明かしていて、軍団の“殿に対する忠誠”を知らしめた形になりました」(スポーツ紙記者)
井手らっきょ(58才)も番組のインタビューで「(何もしていない)20代の社員で年収1800万円もらっている」と怒りをにじませた。
独立騒動の「真相」が明らかになったが、森社長は「横領、泥棒には反論したい」と内容を否定、改めて対応するという。
「軍団の言い分は、たけしさんの情けで森社長はもう一度チャンスをもらえたのだから、オフィス北野に残留し、森社長と一緒に立て直し、出直すというものでした。ただ、森社長はこの声明文が出されたことも寝耳に水。逆に、これで溝が決定的になってしまった。関係修復は難しく、オフィス北野は空中分解することになるでしょう」(前出・芸能関係者)
たけしの“お金の品格”をもって、隠されていた騒動の真相は思わぬ方向に動き出した。身軽になりたいといっていたたけしの元にまた軍団が集うのか、それぞれの道へ進むのか、騒動はまだ収まりそうにない。
※女性セブン2018年4月19日号