自宅の近くに書店がない『無書店地域』が増えつつある。その一方で、ユニークな取り組みで注目を集めている書店が増えている。
ビールを飲みながら本が選べる書店として6年前にオープンしたのは、東京・下北沢の『本屋B&B』。B&Bは、BOOK&BEERの略だ。
お酒が飲めるとあって、利用客の年齢層は比較的高め。そのため、アメリカ、イギリス、フランスなど海外の小説の品ぞろえが充実している。
ビールやコーヒーにまつわる小説やエッセイ、旅行記など、通が好みそうなラインナップをスタッフがセレクトしており、ドリンクオーダーしなくても、もちろん利用できる。
京都・東山にある『BOOK AND BED TOKYO 京都店』は、“泊まれる本屋”がコンセプトだけあって、ベッドは本棚の間に置かれている。
京都の有名書店、恵文社一乗寺店のスタッフが選んだ約5000冊が店内に並ぶ。ジャンルは、小説、マンガ、エッセイ、旅行ものなど、幅広い。残念ながら本の販売はしていないが、店内の本は読み放題。バーが併設されており、お酒を飲みながらベッドで横になって本を読める。
※女性セブン2018年4月19日号