グーグル検索に「いびき」「夫」という2つのキーワードを入力すると、関連ワードとして上がってくるのが「殺意」…。
吉瀬美智子(43才)もそんな妻の1人。3月27日放送の『チマタの噺』(テレビ東京系)で、夫婦の寝室事情を明かした。
吉瀬は2010年、年商20億円とされる10才年上の実業家と結婚。2人の女の子に恵まれ、幸せいっぱいのセレブ生活を満喫中だが、司会の笑福亭鶴瓶(66才)に夫と一緒に寝ているのかと聞かれると「寝ません」と即答。さらに「(夫が)いびきかきません? 殺したくなることありません?」と涼やかな笑顔とは裏腹なセリフ。
「一般の夫婦同様、芸能界でも“いびき問題”が深刻です。神田うのさん(43才)は夫に口蓋垂(のどちんこ)を切除する手術を受けさせました。小川菜摘さん(55才)や上沼恵美子さん(62才)など“肝っ玉妻”たちも夫のいびきに悩まされていたそうです」(スポーツ紙記者)
夫のいびきは“グローバルな問題”でもある。アメリカのヘルスケア会社によると、いびきは離婚原因の第3位にランクイン(ちなみに1位は不倫、2位は経済的理由)。明治安田生命のアンケート(2017年)によると、日本人夫婦の「夫への不満ランキング」の第4位だった。
「奥さまに連れられて治療にくる男性が多い」という慶友銀座クリニックの大場俊彦院長の話。
「いびきの大半は無呼吸を伴います。無呼吸になると、睡眠時の血液中の酸素量が低下し、生活習慣病になりやすくなるので危険です。また、本人だけではなく妻や子供の睡眠の質が下がり、疲れやすくなったり、集中力が下がる恐れがあります」
実際、「夫のいびきで眠れない日々が続き、精神科に通って睡眠導入剤や精神安定剤をもらうようになった」と言う結婚半年の30代女性がいれば、「夫のいびきに合わせて子供が体を震わせるようになり、私もストレスで片耳が聞こえにくくなった」と言う40代の主婦のように“健康被害”が相次いでいる。しかし、吉瀬のように夫婦別室にしたくても、現実的ではない。
「日本の住宅事情を考えると、寝室を2つに分けるのは難しい。夫がリビングのソファで寝るとしても、睡眠の質を下げてしまいます。なので、“いびきは病気”と考え、きちんと治療することが大切です。鼻の通りをよくするための投薬やレーザー治療、マウスピースで喉の奥に空間をつくるといった治療ができます」(前出・大場院長)
治療で夫婦関係が“治る”なら、一石二鳥かも。
※女性セブン2018年4月19日号