虚ろな表情で両手を掲げ、軽く開かれた手のひらは、まるで何かを包み込もうとしているかのよう──そんな奇妙な姿がバックスクリーンの大画面に映し出されたのは、広島カープの若き主砲・鈴木誠也(23)だ。
これは今季のカープ主催試合の際、試合前に流されるスタメン選手紹介の動画の一コマである。
各球団は主催試合でのスタメン紹介に趣向を凝らしているが、真剣な表情を浮かべた選手が映し出される演出がほとんど。そんな中でカープは異彩を放っており、昨季は紹介されていく選手の顔に歌舞伎の隈取が施されていた。
今季はチームのキャッチフレーズ『℃℃℃(ドドドォー!!!)』をイメージしたアメコミ風のテイストで、それぞれユニークな顔をしながら両手を掲げている。
この新しいスタメン紹介は3月30日の開幕戦で初披露され話題になったのだが、“別の意味”で注目を集めたのが冒頭の鈴木だ。
「鈴木選手が紹介された時、あちこちから『揉みってる!』という声が聞こえてきました」(開幕戦を観戦したカープファン)
「揉みってる」とは、本誌・週刊ポストのスクープにより誕生した言葉だ。昨年5月、東京での試合を終えた日の深夜、女性たちとの飲み会後に鈴木が、路上で金髪美女のバストを揉みしだく姿を本誌のカメラが捉えたのだ。