「お孫ちゃんの入学式に初めて行ってきました!とっても初々しくて、可愛かったですよ。私もン十年前のことを思い出すわ~。お孫ちゃんがいるっていうことは『ママ』じゃないのよ、ごめんね~。孫には『じぃじ』って呼ばせてるのよ」
こう言って会場を沸かせたのは、教育評論家の尾木直樹さん(71)。尾木ママの愛称でも知られるが、実生活では「ママ」ではなくて「じぃじ」だったと明かした。
◆尾木ママも初入学式で「一年生」
尾木ママには娘が2人おり、次女の子供(女児)がこの4月に小学校に入学、ぴっかぴかの一年生になったばかり。尾木ママは公立中学校教師として22年間教壇に立ち、現在は教育評論家・法政大学特任教授・臨床教育研究所「虹」所長に。子育て・教育に関する評論を行い、テレビのコメンテーターとしても活躍中だ。
4月8日、尾木ママは東京「ららぽーと豊洲」で行われた老舗の学習雑誌『小学一年生』(創刊大正14年、小学館刊)のトークショーに登場。「尾木じぃじ」として孫の入学式に初出席したエピソードを披露した。
「22年間教師をやっていたので、実の娘の入学式には出席したことがなかったんです。(保護者としては)生まれて初めての入学式なんですよ。6年生のお兄さんが司会をして校長先生が祝辞を述べるとっても良い入学式、ドキドキ・ワクワクしました。おじいちゃんになって、やっと親の気持ちがわかった感じよ~(笑い)」
尾木ママは『小学一年生』の中で、子育てに関する質問や悩みに応える「尾木ママのおやこスクール」を連載している。集まった親たちに向けてこんな尾木ママ流アドバイスも。
「子供が、失敗したときには『大丈夫よ』と言ってあげてください。大丈夫というと、人間、安心して本当に大丈夫という気持ちになっていくんです。自分の子供が一年生になるって、とにかくドキドキするでしょう。そのドキドキを子供と一緒に共有しながら楽しんでいく感覚でいればいいんじゃないかな。『ママも一年生よ』って感じ。僕も『一年生じぃじ』です(笑い)」