4月6日の早朝5時半頃、まだ薄暗い時間にもかかわらず、築地市場(東京・中央区)には威勢のいい競りの声がこだましていた。「ターレ」と呼ばれる小型運搬車や台車がせわしなく走り回る脇で、場内をゆっくり見学して回る一団がいた。案内役の説明に耳を傾けていたのは、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまだった。
「悠仁さまの“社会見学”の一環だったそうです。悠仁さまはまぐろの競りを興味深そうに見学され、卸業者の店などを回られながら、熱心に質問をされていたといいます」(宮内庁関係者)
将来の天皇である悠仁さまにとって、実地で学ばれることの重要性を紀子さまは繰り返し説かれてきた。だが、悠仁さまの健やかな成長を実感している心の余裕は、今の紀子さまにはない。懊悩の理由は小室圭さんとのご結婚が延期した眞子さまのことだ。
昨年に比べ、眞子さまが公務にお出ましになる機会は半減している。宮邸では自室に閉じこもることも多く、家族と言葉を交わされない日さえあるという。
「秋篠宮ご夫妻は、小室さんと結婚するにしろ、しないにしろ、あくまで眞子さまの決断に委ねるおつもりのようです。ただ、何か助言しようものなら“そんなこと言われたくない。絶対に結婚する”と意固地になって冷静な判断ができなくなることを恐れて、今は静観する姿勢を貫かれています」(前出・宮内庁関係者)
小室さんとも、「娘の嫁ぎ先」とは思えない距離を保っている。
「3月上旬、小室さんは、佳代さんの金銭トラブルや自身の今後の仕事や進路について、秋篠宮家の職員に説明するため宮邸を訪れました。その際、ご夫妻は小室さんと顔を合わせられなかったといいます」(前出・宮内庁関係者)
その日の、眞子さまとの邂逅も「結婚を控えた恋人同士」とは到底いえないものだった。
「職員が同席しての『面会』だったといいます。秋篠宮さまは以前、宮邸を訪れた小室さんが挨拶もそこそこに眞子さまの部屋に引っ込んでしまうことに“一体何をしているのやら…”と嘆かれることがあったといいます。結婚が延期になった今、ふたりきりで会うことがないよう職員が心を砕いているといいます。
ふたりでのデートも、金銭トラブルが報じられる前、昨年12月上旬に神奈川県葉山町のフレンチレストランに行ったのが最後で、『外出デート』禁止令が出されている状況。眞子さまと小室さんが会えるのは宮邸においてのみです。
一時ほどではないにしろ、眞子さまは小室さんとの結婚に前向き。一方の小室さんは、なんとしてでも眞子さまとのゴールインを成就させようと必死なようです。ご夫妻の目の届く場所に置くことで“間違い”が起きないように予防線を張っているのでしょう」(前出・別の宮内庁関係者)
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2018年4月26日号