人気番組の春の新MCが続々とお披露目になっている。辛口コラムニストの今井舞さんが、新たな顔ぶれについて分析する。
笑福亭鶴瓶(66才)がMCを務めるTBSのトーク番組『A-Studio』の10代目サブMCには、元AKB48で女優の川栄李奈(23才)が選ばれた。鶴瓶からの評価は上々だが…。
「ゲストに対して『私の時は…』『私がご一緒した時は』と、とにかく“私”が主語の話が多かった。“目指せさしこ”の鼻息の荒さは充分伝わってきましたが。さしこのスタイルのよさ、目鼻のデカさと比べて、容姿が全体的に小さくまとまり、地味で印象薄。さしこより“2代目大沢あかね”に近い気がします」
バラエティーに引っ張りだこの小島瑠璃子(24才)は、15周年を迎えたNHK・Eテレの科学番組『サイエンスZERO』のMCに。6年間MCを務めていた女優・南沢奈央(27才)からバトンを継いだ形だ。
「初登場なのに、ずっと前からこの番組を担当しているかのような安定感はさすが。解説する専門家の言いたいところをかいつまみ『なるほど、つまりこういうことなんですね』と視聴者にわかりやすく伝える通訳的な仕事も、もはや老舗の貫禄。“ポストベッキー”どころか、ひょっとして有働さんの椅子を狙ってたりして…!?」
合格点あれば落第あり、評価が分かれた新MCたちだが、このほかに今井さんの熱視線が注がれるのは、近江友里恵アナが卒業した『ブラタモリ』。後任には林田理沙アナ(28才)が抜擢され、4月21日放送回からタモリと共にあちこちをブラつくことになる。
「久保田祐佳アナ(35才)、桑子真帆アナ(30才)、近江アナに続く、タモリさんの相棒は、“NHKの出世路線”。“高視聴率番組で、魅力をアピールして知名度を上げてこい”と期待の若手が送り込まれています。ただ、桑子アナも近江アナも人気が出るとすぐに卒業と、落ち着く間もなく顔がすげ替えられるので、近頃は人気者の突貫工事の印象が。急ごしらえの階段を上るシンデレラ・林田アナは、このチャンスをどう生かすのか楽しみです」
※女性セブン2018年4月26日号