今年のオーガスタで抜群の“存在感”を見せたのは、初制覇が期待された松山英樹(26)でも、タイガー・ウッズ(42)でもなく、日本の「元賞金女王」だった。マスターズ初出場でイーブンパーの28位と健闘した小平智(28)の妻・古閑美保(35)である。
「小平の両親とともにロープの外から声援を送っていました。TBSの中継マイクが何度も“手前から速いよ!”とか“落ち着いて!”といった声を拾っていた。日本語の声援が珍しかったからか、初日、2日目と同組だった元世界1位のビジェイ・シン(55)がギャラリーのほうに目をやる場面も見られました。壁の薄いマンションだったら、ちょっとお隣から文句がくるかもな、と思うくらいの声量で、小平本人は『(古閑の声援が)めちゃくちゃ聞こえました。力になりました』とコメントしていた」(TBS関係者)
2008年に日本ツアー賞金女王を獲得し、2011年に左手首の故障を理由にトーナメントプロを引退した古閑は、昨年3月に小平と結婚。
「小平はマスターズ出場の条件となる世界ランク50位内を狙って、今年1月からアジアツアーなど海外7戦を転戦した。古閑が“新婚旅行はマスターズ!”とプレッシャーをかけたからだといいます。そこで結果を残し、出場権を獲得した。すると古閑はさらに、昨年の日本ツアー賞金王の宮里優作(37)に“絶対に負けるな”とハッパをかけたそうです」(同前)
昨シーズンの賞金王争いで小平は最終戦で宮里に逆転を許している。マスターズでは予選落ちとなった宮里を上回る成績を収め、“妻とのリベンジの約束”を果たした格好だ。