今年で“御創建二〇五〇年”を迎える、和歌山県の熊野本宮大社。それを記念し、神職の案内による特別参拝ツアーが実現。こんな貴重な体験はできないと記者は参加を決めた。
朝7時40分に阪急梅田駅前からバスは出発。和歌山県の田辺市に入ったところで、早めの昼食を取り、熊野牛陶板焼きや熊野産鮎塩焼きといった、ご当地グルメを堪能。
その後向かったのが、かつて熊野本宮大社があった大斎原。大鳥居の後方に広がるこの場所に、神々が舞い降りたとされ、ここで心を清めた後、いよいよ、熊野本宮大社の御社殿へ。
境内へは第一鳥居をくぐり、158段の石段を上がっていく。かなり急な階段だが、一歩一歩踏みしめて上る。境内で息を整えたら、正面にある神門へ。ここで神職が出迎えてくれた。
神門の奥に見えるのが御社殿だ。本社である証誠殿以下5つの社があり、神殿内を参拝順に従ってお参りする。今回のツアーでは、神職による案内と、特別な参拝が用意されており、神殿では“外”とは違った空気が流れているように感じた。
参拝後は1時間の自由時間。境内を散策し、金文字の御朱印やお守りを授かったり、手紙を書いて、黒い“八咫烏(やたがらす)ポスト”に投函するツアー客も。
その後、バスに戻って奈良県十津川村の十二滝を見学後、19時過ぎに大阪到着。
日常の喧騒から離れ、神の世界に触れられたような神聖な気持ちになれる一日だった。
【DATA】
「熊野本宮大社 神職による特別御垣内参拝」
・出発地:大阪/梅田・なんば、高槻・枚方
・旅行代金:8990~9990円
・出発日:4/24・4/28・4/29、5/8・5/12(7/31まで設定日あり)
・コース:梅田・なんば発〜古道歩きの里 ちかつゆで昼食~熊野本宮大社旧社地「大斎原」~熊野本宮大社~十二滝~梅田・なんば着
・問い合わせ:阪急交通社トラピックス大阪
※女性セブン2018年4月26日号