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歩行時膝にチクチクとした痛み 変形性膝関節症の恐れも

膝のトラブルは要注意

 膝のトラブルは要注意だ。歩行時、ひざに“チクチク”とした痛みとこわばりを感じる場合、50歳を過ぎると患者が増える変形性膝関節症かもしれない。

 この病気は、膝の軟骨や骨が少しずつすり減ることで膝関節の骨と骨が直接ぶつかり合い痛みを生じる。60代男性の20%、70代男性の40%が悩まされている。

 放置すると膝が炎症を起こし、ジンジンとした痛みとともに股関節が目に見えてO脚に変形する。医師で医療ジャーナリストの富家孝氏が解説する。

「肥満がちだったり、もともとO脚の人は膝関節に負担が掛かりやすいため発症しやすい。初期症状で気づくことは難しいが、“ジンジン”とした痛みが生じる中期の段階で治療をスタートすれば十分に進行を遅らせることができます」

 朝目覚めたとき、手足の“ジンジン”としたしびれを感じる場合は、ラクナ梗塞が疑われる。

「脳梗塞の一種で、世界的に見ても日本人の罹患率が高いタイプがこれです。ラクナ梗塞の患者は脳出血を引き起こすリスクが通常の10倍になるとされている。また、心筋梗塞により心機能が低下してしまった場合でも、血液が足に溜まって足裏がジンジンと痛みます」(同前)

※週刊ポスト2018年4月27日号

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