納豆や刺身などについてくる小袋調味料。あると重宝するけれど、使わなければどんどんたまって、賞味期限切れで捨てるハメに。
かといって、他の料理に使うには、量が少なすぎるし…。便利なようで意外と融通が利かない!? そこで、いつものレシピに“ちょい足し”すれば、新しい味に変身させてくれるミラクルレシピをご紹介。冷蔵庫の奥に忘れられている小袋調味料があったら使ってみて!
「いつもの炒め物や煮物に、小袋調味料をちょい足しするだけで、味のバリエーションが広がります」とは、料理研究家の柳瀬真澄さん(「」内、以下同)。
定番の味には安心感があるが、たまには違った味も食べてみたい。でも、調味料をガラリと変えるのは面倒。そこで役立つのが小袋調味料というわけだ。
「小袋調味料は、隠し味に使えるんです。例えば、ミートソースにラー油をかければアラビアータ風に、焼きそばや卵かけご飯にかければピリ辛のエスニック風味になります」
また、しょうゆやわさびなど、食べる直前にかけた方が風味が生きる調味料は、小袋の特長を生かしてお弁当用に持ち歩くのもおすすめ。
「だしじょうゆは、湯を足せばお吸い物にもなるので、外出先で汁ものを楽しめます」
使い道はアイディア次第。それでは、実際のレシピをご紹介。
◆アジアン卵かけご飯
ラー油 1袋1.2g(小さじ4分の1)
【1】ボウルに卵1個を割りほぐし、塩小さじ1/4を入れてよく溶き混ぜる。
【2】器にご飯1杯分を盛り、【1】とラー油1袋分(小さじ4分の1)をかけ、お好みで青のり適量をかける。
◆わさび風味のポテサラ(2人分)
わさび 1袋2.5g(小さ2分の1弱)
ポテトサラダ1パック(約120g)にわさび2袋分(小さじ1弱)を加えて混ぜる。
◆大根のみそ汁~白みそ仕立て~(2人分)
からし 1袋2g(小さじ1/2弱)
【1】厚み1.5cmの輪切りにした大根2切れ分の皮をむき、さらに4等分に切る。
【2】鍋に、だし2カップと【1】を入れて中火にかけ、煮立ったら弱火にする。大根に火が通ったら、白みそ大さじ2を溶かし入れ、小口切りにした万能ねぎ大さじ1杯分を散らす。
【3】お椀に【2】を盛り、からし1/2袋分(小さじ1/4弱)を添える。
◆シンガポールチキンライス
しょうが 1袋3g(小さじ1/2)
【1】器にご飯1杯分を盛り、スライスしたサラダチキン(市販)50gを添える。
【2】【1】にざく切りしたパクチー1枝分、スライスしたきゅうり3cm分、2等分にしたプチトマトを盛りつける。
【3】しょうゆ大さじ1、ナンプラー小さじ2分の1、砂糖小さじ1、しょうが1袋分(小さ2分の1)を合わせ、【2】にかける。
※女性セブン2018年5月3日号