芸能

とんねるず後のフジ坂上忍番組 『爆報』と差別化できるか

『直撃!シンソウ坂上』はどんなオリジナリティを出せるか

 フジテレビで『とんねるずのみなさんのおかげでした』など29年半続いたとんねるずの番組の後番組として、4月から木曜夜9時に『直撃!シンソウ坂上』がスタートした。19日の初回2時間スペシャルは視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)という結果だった。テレビ局関係者が話す。

「2ケタいけば万々歳でしたが、最近のフジの中では及第点の数字。とんねるずの末期は5~7%くらいでしたからね。ただし、『バイキング』の初回が『笑っていいとも!』の後番組として注目されたように、長寿番組終了後の初回はそれなりの数字が出る。問題は2回目でしょう」

 同番組は、〈世間を騒がせた「人・事件」の“今”に、坂上忍をはじめとしたジャーナリストリポーターたちが追跡&直撃し、真相を突き止めていく“ジャーナリズムバラエティー〉と銘打たれている。番組初回は1979年の三菱銀行立てこもり事件と、1980年代のトップアイドル『シブがき隊』のメンバーだった薬丸裕英に焦点を当てた。

「坂上は子役時代から数えて芸歴47年と芸能界の酸いも甘いもよく知っており、司会としても適任。帯で『バイキング』を放送しており、いわゆるワイドショーネタとの親和性も高い。また、高樹沙耶や清水アキラなど2017年に芸能界を騒がせた人物に坂上自らが取材した昨年12月29日の『バイキング・ザ・ゴールデン』が視聴率9.1%を獲得。年末のゴールデン帯という激戦区で健闘したことも、レギュラー化を後押ししたようです」(同前)

 2回目は、1980年代に暴力事件で波紋を呼んだ戸塚ヨットスクールの戸塚宏を取り上げる。芸能人が今まで話さなかったことを告白し、『あの人は今』のような特集もある。この切り口は、『爆報!THEフライデー』(TBS系)と似ているというのは、前出のテレビ局関係者だ。

「『爆報』は週間視聴率ランキングで、毎週のようにベスト20に入る高視聴率番組。既に類似のレギュラー番組があってもおかしくなかったが、出演者を口説いたり、毎回目玉となる大物をブッキングしたりするのは、かなりの労力が必要なこともあり、これまでレギュラーに踏み切る局がなかった」(同前)

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン