観覧車や街中を飾ったイルミネーションが灯る沖縄本島中部のリゾートタウン北谷町。異国情緒ただよう街の一角に、昨年リニューアルオープンしたばかりのラーメン店がある。2013年6月のオープン以来、地元住民だけでなく基地で働く外国人にも親しまれてきた人気店だ。ところが、この店で、ある“事件”が起きている。
「店長がお店の券売機から売り上げを盗んでいたとして去年、運営会社が訴訟を起こしたんです。県警にも相談されていますが、今も決着がついていません」(ラーメン店関係者)
お店の“顔”として人気のあったこの店長は、DA PUMPのリーダーのISSA(39才)の弟A氏(36才)だった。
「5年前のオープン当初から店長を任されていました。Aくんはイケメンでプロゴルファーを目指していると有名でした。ISSAさんの弟さんがいるとあって、芸能人のお客さんも多かった。まさか、Aくんが小銭をコツコツ横領するなんて信じられません」(ISSA一家の知人)
運営会社の訴状によると、A氏は店の券売機を使って、顧客が間違って買ってしまった食券を取り消し、代金を払い戻す処理を繰り返すことで、2年間で合計約230万円を横領したと主張している。
「注文取り消し件数は同規模のラーメン店でも月に10件から20件ほどあるようです。でもこの店では2015~2016年、1か月に約150回の取り消し処理があり、明らかにおかしかった」(前出・関係者)
この店では酒類はビールしかおいていないが、ウイスキーやワイン、シャンパンが卸業者に発注されており、裁判ではそれも「A氏が自分で飲むために発注し持ち帰っていた」と従業員が証言している。
「店ではA氏の奥さんも働いていましたが、ほとんど顔を出しておらず、人件費だけがかさむ形でした。運営会社がA氏を追及すると、従業員を巻き込んでのボイコットに及び、今回の訴訟にまで発展してしまった」(前出・関係者)
A氏の代理人に聞くと「先方が主張をしている事実は存在しないと認識しております」との回答だった。ISSAは開店当初、この店を訪れた時のことを次のようにブログに綴っている。
《美味しいものを追求し続ける姿はまた大人になったんだな!と思った瞬間でした》
3年半ぶりとなる新曲を発売するISSA。A氏にも問題を解決し、新たなスタートをきってほしいと願っているようだ。
※女性セブン2018年5月10・17日号