嫁と姑の関係は、いつの時代も難しい問題。それは美智子さまと「2人の嫁」の間でも同様のことだった。かたや「絶縁状態」、かたや「勉強熱心」だと評判だった。だが、かつての距離感は、ここにきて大きく変化していた。
4月24日、雅子さまはスウェーデン国王夫妻との昼食会に出席された。
「会場到着時、雅子さまは車の窓から満面の笑みで手をふられていました。大変和やかな雰囲気だったそうです」(皇室記者)
皇太子さまの即位、そして皇后となられる日を約1年後に控え、雅子さまの快復ぶりにはめざましいものがある。3月20日、皇居東御苑の桃華楽堂で、「音楽大学卒業生演奏会」が開かれ、美智子さまや雅子さま、秋篠宮ご夫妻らが臨席された。
「美智子さまの右側に雅子さまが着席し、談笑されていました。これまで、美智子さまの前ではどうしても緊張のあった雅子さまでしたが、その日は微塵も感じさせないリラックスした表情でした」(前出・皇室記者)
かつては「母娘密着」といわれた愛子さまも、この4月に学習院女子高等科2年に進級され、充実した学校生活を送られている。4月15日、愛子さまは学習院大学(東京・目白)で行われたOB・OGによる文化祭「オール学習院の集い」に足を運ばれた。
「オーケストラを鑑賞されたほか、乗馬体験や射的を楽しまれていました。昼食は学食で、冷や奴とみそ汁付きのカツ丼で、約900kcal。かなりのボリュームですが、お友達とおしゃべりしながら笑顔で食事されていました。射的の景品では、きのこの山やブラックサンダーなどのお菓子をゲットされたようですよ」(学習院関係者)
一時の「激やせぶり」は、もはや過去のことなのだろう。
「皇太子家がしっかりしてくれていることだけが、せめてもの救いです」
美智子さまは最近、そんな言葉を漏らされたという。裏を返せばそれは、「秋篠宮家への不信」に他ならない。
「秋篠宮ご夫妻は、お子さまがたの自由な意思決定に委ねられる教育方針を徹底されてきました。それが学習院以外の学校選択にも、今回の眞子さまのお相手選びにも表れています。紀子さまなりに真剣に考えられた時代に即した教育方針だったとしても、美智子さまがお持ちの皇族観とは相容れない部分があった。
実際、美智子さまは以前から、“結婚は家と家のこと”とお考えになられてきたといいます。美智子さまは、小室圭さんとの自由恋愛の延長上に結婚を見出された眞子さまに、ストップをかけるべきは母親である紀子さまの役割だとお考えだったのではないでしょうか。それをしなかった紀子さまの皇族観に、不信を抱かれているといいます」(宮内庁関係者)
現状の皇室典範では、皇太子さまの次に、秋篠宮家に皇位が継承されていく。それもまた、美智子さまの不安の種かもしれない。
※女性セブン2018年5月10・17日号