4月2日からスタートしたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の平均視聴率が2週続けて20%の大台にのり、絶好調だ。公式SNSのフォロワー数も放送開始時に16万5000人を超え、人気の高かった前々作の朝ドラ『ひよっこ』の3倍を記録している。
物語の舞台は、岐阜県の東美濃市という架空の町。1971年7月7日に生まれた鈴愛(すずめ・永野芽郁、18才)と、律(佐藤健、29才)を中心に、情緒あふれる人間ドラマが描かれる。
ドラマの初回では、鈴愛が生まれる前のCGで作られた胎児がナレーションを担当し、ストーリーを進めるという斬新さが話題になった。制作統括の勝田夏子さんが話す。
「脚本家の北川悦吏子さんから主人公が胎児の状態で1週間分書きたいと提案されたのですが、話し合いの結果、2日になったんです。でも、北川さんの発想力だったら、1週間でも面白いものになっていたかもしれませんね」
今後も、北川さんならではの発想で、視聴者を驚かせてくれそうだ。本誌・女性セブンでもさっそく「ふぎょぎょ!」なトリビアをチェック!
◆名前、誕生日、偶然の一致の連続!
ヒロインの鈴愛を演じる永野は、小学3年生のときにスカウトされて芸能界入り。2017年には、『ひるなかの流星』で映画初主演を飾るが、その役名も「すずめ」だった。
また、本作では、鈴愛と律は同じ病院で同じ日に生まれるという設定だが、実は鈴愛の母親である晴を演じる松雪泰子(45才)と、律の母親・和子を演じる原田知世(50才)も、ともに11月28日生まれなのだ。
◆左耳の聞こえないヒロインは北川さんの実体験から
鈴愛は、小学3年生のときに、左耳の聴力を失う。しかし、耳鳴りのことを「左耳に小人がいて歌っている」と表現したり、高校生になってからは、大きなつけ耳をして授業を受けたりと、いつもポジティブ。
実はこの設定は、北川さん自身が3年ほど前に左耳を失聴したことに端を発する。北川さんも鈴愛のように、「親しい人が聞こえる耳の側にいつも寄り添ってくれる」とポジティブに考え、「これはドラマの設定になる!」と直感したそう。
※女性セブン2018年5月10・17日号