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女医が解説 女性の気持ちがグッと近づく「暗闇効果」とは

精神神経科医の木村好珠さん

 女性との距離を少しでも縮めたい──そう考える男性は少なくないが、肝心の方法が分からないのが悩ましいところ。そこで、2009年ミス日本グランプリ準ミス日本で精神神経科医の木村好珠(きむら・このみ)さんに、医学的見地から攻略法を聞いてみた。

 * * *
 私のことをテレビでお見かけしてくださった方がいらっしゃるかもしれません。山形県の病院で精神科医として働きながら、タレントとしても活動しています。今回は精神科医として、医学にもとづいた「女性との会話を盛り上げるためのテクニック」についてお話しさせてください。

 皆さんは、薄暗いバーやクラブの店内で異性と一緒にいるとき、ドキドキしたり、良い雰囲気になったことはないでしょうか。実はそれは心理学用語でいう「暗闇効果」という現象によるものです。

 アメリカの心理学者・ガーゲンが行なった実験によれば、男女を明るい部屋と暗い部屋に分けて1時間のコミュニケーションを取ってもらった結果、明るい部屋では最後まで当たり障りのない会話しかなかった一方で、暗い部屋では抱きつくなどのスキンシップが生まれたというのです。暗い場所では異性と親密になりやすいだけでなく、本音も打ち明けやすいといわれています。女性との距離を縮めるなら、照明が暗いお店を選ぶと良いでしょう。

 会話の際には、“明るく、楽しく”を心がけることが基本です。女性は男性に比べて警戒心が強いですから、まずは心をほぐすことが大事。そのために「下ネタ」を口にする人もいるかもしれません。が、下ネタは一歩間違うと女性が一気に引いてしまう可能性が高い。

 例えば“初体験の時、どんなだった?”と具体的に聞かれると、女性の警戒心は強まってしまう。女性は、自分の口から生々しいことを口にしたくはありませんから。最近、世間をにぎわせているセクハラ・スキャンダルもそういう基本的なことがわかっていないから起こってしまうのかもしれません。

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