芸能

山口達也事件で改めて考える“ガールズ番組”の業界ルール

出演番組『Rの法則』の今後は?

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、山口達也の事件に見る、若い女性が多数出演する“ガールズ番組”の現場事情について語る。

 * * *
 発覚後、連日のように報じられているのが警視庁に強制わいせつ容疑で書類送検され不起訴となった、無期限謹慎中のTOKIO山口達也関連のニュースである。

 TOKIOのメンバー4人の内、朝の帯番組や週末の生放送のMCをしている国分太一と城島茂は厳しいコメントを連発。松岡昌宏は、番組のファンを公言している『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の宮根誠司氏に対し、「(番組で)厳しいことを言ってください」と連絡してきたという。メンバー最年少の長瀬智也も「山口達也があってはならない過ちを犯し、ご迷惑、ご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と書面でコメントを発表した。

 ジャニーズと言えば、近年、報道番組や情報番組への進出がますます増えているため、出演者は全員、山口に対してコメントをしている。全員が悲痛な表情で、絞り出すように、それでも厳しいことを言わなければならない“現実”を受け止められない彼らのファンも多く、ネットはいまも大荒れだ。

 被害者の女子高生が出演していると言われている『Rの法則』(Eテレ)の番組HPトップにはいま、製作スタッフ一同から「番組からのお願い」として、以下のような一文がアップされている。

「今、番組出演者のSNSアカウントやブログなどに対して、個人を著しく中傷するような心無い書き込みが数多く投稿されています。こうした投稿は出演者たちを深く傷つけ、悲しませるものです。絶対にやめていただくよう強くお願いいたします」

『Rの法則』は山口達也とNHKのアナウンサーがMCをつとめ、オーディションなどで選ばれた10代の中高生男女が出ていて、その多くは“タレント予備軍”という位置づけ。山口の後輩にあたるジャニーズJr.の人気メンバーも出演してきている。

 女子メンバーで、もっとも名前があったのは、ゲスの極み乙女の川谷絵音が“ベッキーの後”に交際した、ほのかりん。ご記憶にあるように、川谷は未成年の彼女と飲酒をしていたことから謹慎期間がさらに延長された。

関連記事

トピックス

『マモ』の愛称で知られる声優・宮野真守。「劇団ひまわり」が6月8日、退団を伝えた(本人SNSより)
《誕生日に発表》俳優・宮野真守が30年以上在籍の「劇団ひまわり」を退団、運営が契約満了伝える
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト