自身の解任について語る会見で苦渋の表情で「最悪の悪夢」と口にしたヴァヒド・ハリルホジッチ前日本代表監督(65)とは対照的に、元気を取り戻したように見えるのが本田圭佑(31)だ。
「協会が発表したハリル氏の解任理由は選手との“コミュニケーション不足”。選手との衝突もあったハリル氏は、会見で『不満を漏らしていた選手は2人』とわざわざ言及しました。2人のうち一人が本田選手だとみられています」(サッカー協会関係者)
今季、メキシコリーグのパチューカに所属する本田は4月14日に2試合連続となるゴールをあげた。直後、自身のメルマガで「正直、まだ極限じゃない。W杯ってこんなレベルじゃないんで」とコメント。
さらにハリル会見翌日の28日にはメキシコのスポーツ紙『マルカ・クラロ』(電子版)のインタビューでは、「いま31歳で、W杯の期間中に32歳になる。W杯後は新しいことにチャレンジしてみたい」と、まるでW杯日本代表に選ばれることを前提にして語っていた。
本田はハリル解任により、“W杯出場”が近づいたと受け止めているのだろうか。しかし、必ずしも明るい未来が待っているというわけではない。本田はすでにパチューカからの退団が決まっているものの、W杯後の所属先は未定だ。