史上初の「打率4割」を目指す日本ハム・近藤健介(24)。昨季は腰部椎間板ヘルニアを発症、出場57試合に留まったが、打率.413をマーク。今季もケガで“黄信号”が灯っている(数字は4月30日時点、以下同)。
しかし、野球評論家の山崎裕之氏は“チャンスあり”とする。
「今季のケガは右腓腹筋の軽度の筋挫傷。昨年に比べて重傷ではないようなので、様子を見ながら出場できれば、規定打席に到達した上で4割を打てるでしょう。彼のバッティングは天性のもので、教わってできるものではありません」
一方、25試合で出塁率.530と、こちらも史上初の「出塁率5割」が見える広島・丸佳浩(29)は、右太腿裏筋挫傷で登録抹消。
「バッティングに影響の大きいケガは記録達成に向けて大きなマイナスだが、丸の場合、四球が飛び抜けて多いので可能性はまだある。出塁率歴代1位は落合博満氏の.487(1986年シーズン)で、安打数150、四球101でした。しかし丸は抜群の選球眼で24安打に対して36四球。復帰は最短でも5月中旬になりそうです」(スポーツ紙デスク)
秋まで“主役”として生き残るのは誰だ。
※週刊ポスト2018年5月18日号